救いなんて無くてもいい、
この世界を知ることができるのなら。

滅びた『旧時代』の残滓に寄り添いながら、魔法により新たな文明を築いた世界『キヴォトース』。

しかし戦争と災禍、謎の魔物と不治の奇病によって、世界は緩やかに終末へ向かっていた。


そんな世界の片隅で、魔杖に呪われた青年は世界を知るために故郷を飛び出す。

残酷な世界で何を知り、どう生きるのか。彼の物語は、とある少女と出会ったことで急速に動き始める。

Main Story

Characters

ルイヴィー

メビナ

セリシェ

World

人種

この『キヴォトース』では、以下の亜人、獣人、妖精を一括りにして「人間」と呼ぶ。

[ 亜人 (ネオセリオン) ]

獣の耳と尻尾を持ち、その獣の性質をある程度持つ。個人差は激しいがほぼ誰もが魔力を保有しており、魔導士も少なくない。現在『キヴォトース』で最も繁栄している人種である。

[ 獣人 (セリオン) ]

亜人よりも獣の血が濃く、骨格や皮膚、そして性質もより獣らしくなっている。亜人と比べて体格や身体能力は勝るが魔力量は劣るため、魔法を使える者は少ない。

[ 精人 (アルヴン) ]

亜人や獣人と異なり獣の血を引かず、自然環境に適して発展した人種。具体的には智の精のエルフとダークエルフ、武の精のドワーフ、森の精のドリアード、海の精のネレイドの5種族。亜人や獣人と比べて人口はやや少ない。

魔力

生命の持つ精神力、人間においては特に論理的思考力がエネルギーの形を取ったものであり、精神的な「血液」でもある。他種エネルギー(熱、電気、音など)への変換がしやすいことが特徴である。『キヴォトース』のほぼ全ての生命が多かれ少なかれ保有していることから、この大地そのものが持つ力であると言われている。
現在の『キヴォトース』は、魔力を主力とした魔導文明が栄えている。

魔法

「保有している魔力を、何かしらのエネルギーの形として外部に出力すること」が定義である。魔法を使う際は、魔力の出力量、属性変換、出力後の操作といった一連のプログラムを脳内で実行することで発動する。このプログラムを実行するまでの一連の過程が『詠唱』である。

旧時代

現在の魔導文明以前に存在していた非常に高度な文明。とある大災厄によって滅んでしまったと言われている。その残滓に寄り添い利用する形で、現在の魔導文明は発展を遂げていった。
当時の建造物の断片は各地で見られ、遺物が発見されることもある。『旧時代』の遺物は貴重かつ強力なため、その調査や回収を仕事とする『探索者(トレーサー)』も少なくない。